評価事例 ①

Case1.  < 東京都 IT 企業 設立2006 年 従業員12 名>

サウスウエスト航空の理念である
「社員を信じ、社員のやりたいように、社員が物事を考え、社員の味を出して提供する」を理想として、社員が顧客のニーズに対して10 人10 色の提供をできることを経営理念としています。
経営者は絶えず社員が何を作りたいかを問いかけ、
その結果、社員自らがやりたいことを積極的に提案できる社風となっています。


また、社員が健康でなければいい仕事はできないとの理念から、
IT企業にありがちな極端に短い納期の仕事は受注しないという姿勢を貫いており、
残業時間も少なく、サービス残業もありません。

【評価結果】

法令に定めがある事項が未対応となっていても、現状として該当者がいない、
または当面該当する見込みがないものであった り、就業規則上、問題のある規定になっていても、
実際の運用では正しい取扱いになっていたりと、運用面においては概ね良好な 状態だといえる反面、
法令遵守面で課題となる点が散見されました。

従業員意識調査では、一部の社員に業務量や勤務時間の負荷が偏っていますが、
仕事内容、社員間だけでなく経営者との間のコ ミュニケーションに対する満足度が高く、
経営者の理念も理解しており、社員のモチベーションが高いことがわかりました。

【経営者からの意見】
あらためて経営理念の原点を振り返ることができた。

 

社員が増えることに伴ってコミュニケーションの大切さ、
一部の社員に業務の負荷がかっていることを知ることができた。
この評価結果をもとに社員と話し合って、いい会社にしていきたい。
このような評価測定することが社会的に求められていると思う。

評価事例 ②

Case2.  < 埼玉県 美容業 設立2008 年 従業員21 名>

商工会議所の創業支援を受けて将来性のある企業です。


経営者は、従業員数を増やして失客数を減らしたいが従業員が採用できない、
インセンティブ給与制度が従業員の定着や満足度に貢献していないということに悩んでいました。

【計測中】

経営者は従業員のキャリアアップと処遇の満足度を重視し、
それなくして経営をする意味はないとまでおっしゃっていました。
しかし、リーガルチェックをした結果、就業規則や諸規定に問題が散見されましたので、
給与制度の見直しも含めて検討する必要が ありました。

給与制度や就業規則・諸規定の改定には、ひな形を当てはめるのではなく、
経営者の理念と従業員の意見や意識を反映して、その会社独自のものにすることが重要
だと考えていますので、現在全従業員へのヒヤリングを実施中です。